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…渡辺コンサルの独り言…

(2017年1月8日付)

〜認証の意味〜

皆さん、今日は! 新しい年を迎えて早や一週間が過ぎました。本当に早いですね。皆さん、お正月は如何お過ごしでしたか。ところで、2カ月間のブランクを経て1月1日に久し振りに “独り言” を書きました。心の中では 「多分、1人も見に来る人はいないだろうな。」 と思っておりましたが、何と! 1週間で10数件のアクセスがありました。これにはビックリ! 感謝しかありません。本当に有難う御座います。読んで頂いているのですね。これからもしっかりと書いていきますので、今年も宜しくお願い致します。

さて、表記の件です。ISO の認証を取るという事の社会的な評価に関心があります。何故なら、ISO の認証を取得している企業というのは 「こういう会社なのだ」 という社会としての認識、一定の評価があれば、認証取得に取り組む企業が増えてくるのでは・・・、と思うからです。皆さんはどう思いますか? このテーマも、今後、マネジメントシステム経営研究会で取り上げたいテーマです。

例えば、以下のような評価は有ると思うのです。尤も、それ以前に 「 ISO って何?」 という人が多いのが現実です。「良く街を歩いていると “ ISO9001 認証取得” って出ているけど、あれって何なの?」 というような感じなのではないでしょうか?

ISO 27001 : 情報セキュリティマネジメントシステム ( ISMS )
− 情報管理やセキュリティについて、しっかりと取り組んでいる会社

ISO 14001 : 環境マネジメントシステム
− 環境問題に積極的に取り組む会社

それじゃ、ISO 9001 は?

ISO 9001 : 品質マネジメントシステム
− 品質保証体制が出来ている会社

こんな感じなのでしょうか? でも、一般の人達がこんな認識を持っているかなぁ??? そもそも 9001 が目指そうとしている事は品質保証体制の構築ではないです。

ISO 9001 : 2015 「品質マネジメントシステム − 要求事項」 の序文にこんな事が書いてあります。

組織は、この規格に基づいて品質マネジメントシステムを実施することで、次のような便益を得る可能性がある。
a) 顧客要求事項及び適用される法令・規制要求事項を満たした製品及びサービスを一貫して提供できる。
b) 顧客満足を向上させる機会を増やす。
c) 組織の状況及び目標に関連したリスク及び機会に取り組む。
d) 規定された品質マネジメントシステム要求事項への適合を実証できる。

成程なぁ、と思います。でも、これって社会全般に伝わっていますかねぇ。


この序文を要約すると・・・

お客様から要求 (注文) された製品やサービス (しかも、法律や社会的な約束事を満たす) を間違いなく提供出来て、しかも、お客様の満足を向上させるために一生懸命 (本当は “一所懸命” が正しい) 企業努力をする会社です!

そう、改めて言いますが、これって伝わっていますか? そもそも、ISO 9001 に取り組んでいる企業自身がこの序文を読んでいるか? それすら疑問があります。

ただ、もう一つ言うならば、この a) 〜 d)、いや、少なくとも a) と b) は、何も ISO 9001 に取り組んでいなくても、普通に健全な経営をやっている企業であれば何処でも常識的にやっている事ですよね? そう、何も規格に言われなくても普通にやっている事なのです。

じゃ、ISO 9001 の認証を取得する意味って何なんだろう?

さぁ、これは来週への宿題です。色々な意見が有ると思いますよ! 正解は無いかも知れません。皆さん、考えて見て下さい。

それでは、来週!


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