株式会社 渡辺コンサルティングオフィス
トップページ
データ経営構築と運用
審査の現場から
内部監査員養成講座
会社案内

…渡辺コンサルの独り言…

(2016年3月27日付)

〜改めて内部監査〜

皆さん、今日は、いや〜もう3月も終わりですね。あっという間! です。先日、この独り言で 「もう3月云々」 と書いたばかりなのに、もう直ぐ4月。本当に一日、一日を大事にしていかないといけませんね。

このところ、ISO9001 : 2015 年度版の規格解説本 「立ち食い蕎麦屋が ISO9001 を導入すると! 」 を突貫工事で書いていたため本当に忙しく、土日もなく平日もなく、早朝から深夜まで、兎に角、時間を見つけて書いていたのですが、ようやく完成し今日に至っています。全71ページ。本当に忙しかった、疲れた。(涙)

今回は、東京都下に5店舗の立ち食い蕎麦屋を経営する高田亭の高田社長が、近くにオープンする大手ショッピングセンターの中に開店する有名蕎麦屋 “上越屋” をどう迎え撃つのか、その苦悩と激動の日々 (これは言い過ぎ) を描いた小説風のコラムを差し込んでいます。このコラムでは、普段、ぼちぼちの売上しか上がらない立ち食い蕎麦屋高田亭の高田社長が、上越屋を迎え撃つために心機一転、一大奮起した日々を書いているのですが、要は、日常の中に 9001 規格があるという事を書きたかったのです。普段、何気なく会話し、活動している事が 9001 規格の何処に該当するのか、という事を理解して欲しいのです。規格は特別なものでも何でもない。普段の企業活動の中に 9001 はあります。例えば・・・。

〔高田亭の情景〕 高田亭を取り巻く状況
 社長の高田は、外から帰ってくると 「おい、聞いたか? 今、工事している大型ショッピングセンターの中にあの上越屋が入るそうじゃないか。」 と事務所のスタッフに聞いた。上越屋は全国的にも有名な老舗の蕎麦屋で、高田亭にとって上越屋の出店は脅威である。スタッフは 「はい、私も今日聞きました。もう来月末にはオープンする予定ですし、正直、ビックリです。」 「そうか、もしかすると急遽、決まったのかも知れないな。」
 高田は、心の中で 「これはウチにとって死活問題だ。丁度良い、明日の店長会議で皆に知らせ、今後の対策を話し合おう。もしかすると、ウチの人間も何人か上越屋に移るかも知れんな。」 と呟いた。
 翌日の店長会議で、高田は早速 「皆も聞いているかも知れないが、今、近くに建設中のショッピングセンターにあの上越屋が入るという情報が入った。今後、社員やパートの引抜き、街の人の流れが変わる事など考えられる。今後の対策を話し合いたい。皆、どう思う? 」 と切り出した。すると店長の1人が 「先ず、値段の見直しやメニューの中身を考えるべきと思います。」 「それはどういうことか? 」 と高田。「値段は下げましょう。原価率を抑え、全体的に下げないと対抗出来ません。また、メニューも少なくし、注文を受けてから出すまでの時間をもっと短くしないといけないと思います。それから注文が無くても材料は仕入れなければならないし、無駄が出ています。」 また、他の店長が 「上越屋は給料が高いと聞いています。パートやアルバイトの時間給もウチより50円位高いんじゃないかなぁ。パートさんも長い人は長いけど、三分の一ぐらいはいつも入れ替わるし、もしかするともう上越屋から声が掛かっているかも・・・。」 社長の高田はたまらず、「分かった。しかし、ウチの良さもあるだろう? 今度、一度、常連さんにウチの良さを聞いてみよう。先ずはそれからだ。」 と言って、他の議題に移った。

こんな具合です。これはタイトルにもありますが、「 4.1 組織及びその状況の理解」 の部分です。表題も立ち食い蕎麦屋らしく、平易なものにドンドン直してしまっています。何も規格の表記に合わせる必要はないですね。設計 ・ 開発なども自分達の言葉に直すべきです。皆さんも参考にして頂ければ良いと思います。

<第4者監査>
 先日、私が所属する認証登録機関の2人の審査員と私の3人で、東京は月島のもんじゃ焼きを食べに行きました。何十年振りかのもんじゃ焼きでしたが美味しかったですよ。この2人のうち、1人はいつもマネジメントシステム経営研究会に参加して下さる Z 審査員なのですが、3人で隅田川沿いの花見 (まだ2〜3輪しか咲いていない!) をし、その後、 Z 氏と2人でもう一杯行こうと小さな中華料理店に入り、会社の事、仕事の事やマネジメントシステムの現状など話をした時の事です。

私が、「我々は、普段から沢山の企業の事例を見て、そのうえで目の前のシステムについて、色々と話すこと (評価) が出来るが、一般の企業さんは自分達の会社のシステムしか知らないから分からない」と話すと、 Z 審査員が、「企業間同志で内部監査をやり合うのは良いかも知れませんね」 というのです。「全く業種も規模も地域も違う、利害関係の無い企業が、お互いのマネジメントシステムを見る事で内部監査の力量を上げる事が出来る」 という提案をしました。我々はこれを第4者監査と名付けました。

酔いから醒めた今、考えると 「うん、成程な! 」 とは思います。ただ、何しろ酔っぱらっていますからねぇ〜〜〜。実際には、中々難しいでしょう。企業にとってどのようなメリットがあるのか、という議論になると現実的には難しいでしょうね。二者監査なら分かりますが・・・。

但し! ISO を認証取得している企業担当者の中に 「他の会社はどうやっているのだろう? 」 という根強い疑問がある事も事実なのです。「他の会社がやっている事を見てみたい」 という話は良く聞きます。
そこで、次回のマネジメントシステム経営研究会のテーマに、内部監査のあり方を挙げようと思っています。幸い、研究会には超大手から中小規模まで様々な企業様のご参加を頂いていますので、内部監査に関する悩みや実情を話し合ってみようと思っています。また、ご存知 9001 規格では “リスクと機会” という考え方が鮮明になり、この “リスクと機会” と内部監査の関連を議論してみたいですね。(ただ、このテーマは難しいなぁ・・・。)

次回、第4回マネジメントシステム経営研究会の開催日時は4月12日 (火) 13:00 〜 17:00、会場は未定です。決まり次第、弊社 HP でご案内します。

さて、今回はこの辺で。

「えっ、何で上越屋と高田亭なのかって? 私は、新潟県上越市高田の出身だから! 何て事ないのよ! 」


Copyright (C) 2006-2007 Watanabe Consulting Office CO.,ltd. All Rights Reserved. | 個人情報保護方針