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…渡辺コンサルの独り言…

(2018年4月15日付)

〜経営現状分析〜

皆さん、今日は! 最近は春本番というより初夏の陽気のような日があります。それでも日が陰るとちょっと寒さを感じたり、お互いに体調管理に気を付けましょう。

さて、今回はネタ切れです。本当は書きたい事も有るのですが、書くとなると大変な分量になるので、最近、感じている事を少し書いてみたいと思います。

9001 規格も 14001 規格もそうなのですが、4.1 と 4.2 の取組みが薄い感じがします。特に 9001 の方の 4.1 が薄いですね。取組みが浅いと言うか、甘いというか・・・。

4.組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
組織は、組織の目的及び戦略的な方向性に関連し、かつ、その品質マネジメントシステムの意図した結果を達成する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を明確にしなければならない。

この 9001 規格の主題はここに書いてありますね。それでは “組織の目的及び戦略的な方向性” とは何か?

前回の独り言で戦略とは、遠藤功さん (ローランドベルガー日本法人会長) の言葉を借りて、「差別化のシナリオ」 と説明しました。遠藤功氏の 「生きている会社、死んでいる会社」 の187nにこう記してあります。

戦略を一言で表現するならば 「差別化のシナリオ」 である。競合他社が実現出来ない独自性の高い差別化とは何か、それを明確にし、絞り込むのが戦略である。
差別化が実現可能な事業は何か。その事業において具体的にどのような差別化された価値を生み出すのか?コストで差別化を実現するのか、それとも付加価値で差別化を生み出すのか、そうした検討を客観的に行い、自社にとって最も合理的な戦略を策定する事が求められる。そのためには会社を取り巻く環境や競合状況、顧客のニーズの変化、そして自社の強み、弱み、経営資源などを客観的に分析し、冷静かつ冷淡に考察する必要がある。差別化が実現可能な合理的なシナリオがなければ、創造を生む出すことは出来ない。

下の3行目半分から後ろは、まさに 9001 の 4.1 及び 4.2 と同じ事を言っておられます。

会社の目的とは、ある事業や製品やサービスの製造 ・ 販売を通じて社会に貢献する。近江商人がいう三方良し (売り手良し、買い手良し、世間良し) の状態 ・ 環境を作り上げる。その結果、企業として売上や利益を達成すると理解されます。
また、戦略とは 「差別化のシナリオ」 というのであれば、まさに組織を取り巻く外部及び内部の課題を明確にするために、様々な経営分析が必要になりますよね。
例えば、以前も書きました 3C 分析 (顧客、自社、競合他社)、マーケティングの 4P (価格、立地、宣伝、製品及びサービス)、そしてマイケル ・ E ・ ポーターの 5F 分析 (競合他社、売り手の交渉力、買い手の交渉力、代替品、新規参入リスク) や3つの基本戦略、BCG (ボストン ・ コンサルティング ・ グループ) のアドバンテージマトリックスなど様々な経営分析が必要で、その分析を通じて、どの事業や製品及びサービスの差別化狙うのか、企業は探っていかなければなりませんよね。何も、SWOT 分析だけがここで言う “分析” では無いと思います。4.1 や 4.2 はそれだけ深く、広い、重大な要素を持っていると考えます。

私は、9001 や 14001 に係る審査員もコンサルタントも、勉強不足なのではないか? といつも感じています。
マネジメントシステムを導入している企業さんが、マネジメントシステムを “コスト” で捉えるか、“バリュー” で捉えるかという点を考慮すると、審査員は審査を通じてバリュー ( MS の利用価値) を説明しているのか? バリューを感じて頂けるような審査をしているのか? 私は大変に疑問です。ただ審査だけして帰ってきているのではないか? 「社長さん、どのようなリスクと機会を考えておられますか?」 じゃぁないと思います。
コストで捉えるならば、審査会社は兎に角、安い方が良い訳で、私が所属するような業界の中でも高い部類に入る審査会社は、審査先に対してそれなりのバリューを感じて頂けるような審査をしなければならない。
所属する全ての審査員の審査を見た訳ではないので、印象だけですけどね! でも、13日、14日と都内で春の全体研修会があり、200 人以上の審査員が集まって勉強会をしてきましたが、正直なところピンと来ないですね。

さて、他人の悪口を言っていないで仕事をしなければ! 今日はこの辺で。
※ 全く読み返していません。推敲ゼロ!乱筆 ・ 乱文ごめんなさい。


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