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…渡辺コンサルの独り言…

(2015年8月9日付)

〜研究会の目的〜

猛暑日が連日続いていますが、皆さん、ご無事でしょうか?

さて、今日の独言は短縮版です。いよいよ 8 月 20 日の研究会が近付いてきており、その準備に追われているため、今日は研究会の目的だけ改めてご紹介して、終了とします。御免なさい。

研究会の目的
この研究会の目的は以下のとおりです。
(1) 企業に対して MS の有用性とその価値を、簡潔に、分かり易く伝える事。(研究会の直接的な活動)
(2) 企業会計と MS の一体化を検証し、その研究の成果をまとめ、社会に広める事。

具体的に言うと以下のようになります。

  1. マネジメントシステムの各条項を良く理解し、MS をどう活用すれば会社の売り上げや利益の創出、 例えば生産効率や回転数、稼働率の向上や原価低減などに役立つのかを検証し、ノウハウ本として分かり易く纏め、世に送り出す。
  2. 管理会計では様々なデータ (例えば、変動費 (率)、固定費 (率)、直接費 ・ 間接費、限界利益 (率)、損益分岐点など) が算出される。しかし、これらは分析と言っているが、「何故、その数字になったのか?」 という、所謂、その数字が出る前の活動 (裏側の負の数字) が見えてこないという欠点がある。我々が関わる MS は、その数字 (結果) に至る前に、プロセスをどう分解し、どう問題点を抽出し、どう改善していくのか。企業の戦略的方向性と合わせて、より利益の出易い体質にするにはどうすれば良いのかを、システムとして運営していく事、これら MS の本来のあり方、活用法を研究会として伝えていくことを目的とする。

この 2) ですが、これは損益計算書も貸借対照表も、また、管理会計で使われている数字 (変動費や固定費など) も皆、同じです。所謂、「出ちゃった数字」 であり、「こうなってしまいました。」 「こうなりました。報告します。」 というものですね。
財務会計 (皆さんが普段見る決算書など財務諸表) は過去会計 (事業年度の結果報告) であり、目的は税務会計上 (税引き前利益) や株主配当金 (当期未処分利益) を算出するため、つまり、利益を確定するためのものです。これを見ていても過ぎてしまった結果ですので、今更何を言っても始まりません。
財務会計は 「過去会計」、管理会計は様々な角度から経営分析を行い、今後の活動を決めるための 「未来会計」 とも言えますが、いずれにしても 「出ちゃった数字」 で議論している事には変わりありません。

例えば、労務費と一言でいっても現場で働く人達の直接費もあれば、事務部門の間接費もあり。その労務費も変動費 (パート ・ アルバイト) もあれば、固定費 (社員への賃金) もあれば様々ですが、出ちゃった数字ですよね。
これに対し、いつも言う事ですが、先月の不適合は何件だったか? つまり、あのミス ・ ロス ・ クレームさえ無ければ、直接 ・ 間接労務費はもっと少なく済んだのでは? 不適合の原因は? 再発防止策と未然防止策は? 手順の変更と教育は? その有効性は?
また、残業代が ○○ 万円と言っても、何故、残業が発生したのか? 残業代の分析結果はどうか? 不適合が原因で残業は何人で、何時間発生したか? グループ全体が残業しているのか、それとも、ある特定の人だけ残業が多いのか? など、様々なデータ分析 (8.4) とそれに繋がる改善 (8.5) を通じて、結果として労務費の低減に繋げることが可能になります。

ISO は認証を取れば良いと言うものでは無い。使って、使いこなしてナンボ! だと思います。しかし、使い方が分からない。規格の言葉も難しい、記録を取るのも大変。訳が分からない。というのが現状だと思いますが、QMS や EMS の使い方を検証し、産業別にまとめ、「 QMS と EMS はこう使え!」 のような本が出せたら良いと思うのです。勿論、マネジメントシステム研究会に直接参加して頂き、参加者と様々な議論を通じてノウハウを身に付けて頂くのが一番ですが・・・。

さて、今回はこの辺で!


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