株式会社 渡辺コンサルティングオフィス
トップページ
データ経営構築と運用
審査の現場から
内部監査員養成講座
会社案内

…渡辺コンサルの独り言…

(2016年8月28日付)

〜トヨタに学ぶ〜

皆さん、今日は、非常に強い勢力の台風10号が近付いてきています。30日に上陸と報じられていますが、公共の交通機関に遅れや運休が予想されます。私は、30日 (火) は都内でコンサルの予定が入っているので、29日 (月) の夜は都内前泊する事にしました。幸い、コンサル先のすぐ隣がビジネスホテルで、予約が取れてよかった。皆さんは、如何ですか?

さて、台風の動きが気になるところですが、31日はお伝えしているようにマネジメントシステム経営研究会のセミナーです。今朝、講師の高橋教授 (桜美林大学大学院 : 特任教授) から資料の一部がメールで送られてきたのですが、やはり、大変に充実した、素晴らしい内容です。計画して良かったです。これは継続して開催する価値のある、本当に勉強になる内容です。特に、経営者 (層) に参加して頂きたい内容ですね。会社の経営をシステムとして考える場合、マネジメントシステムの導入は勿論、その運用に大変に参考になる講義です。

ところで、今回の研究会ですが、実は、集客に大変苦労しました。私がバタバタしていて集客に注力出来なかったのが最大の原因なのですが、そんな事は言い訳にもなりません。そもそも日程が良くない。月末31日というのは企業さんも何かと忙しく、例えば、日立系列の企業さんからも 「31日は難しい」 とお断りがあったりで、日程が良くなかった事は否めません。参加申込みが少なく、本当に少人数になってしまい、延期すべきか否か悩んだりもしました。そんな時、色々とアドバイスを頂戴したのが、今回の講師の高橋先生でした。それどころか、集客についても高橋先生からお力添えを頂き、まだまだ少人数とは言え、何とか恰好が付きました。「人間は一人では生きられない。」 まさに実感です。高橋先生、何から何まで本当に有難うございました。

さて、本題。先週も独り言に書いたのですが、「トヨタの失敗学」 という本を読み終わりました。大変に勉強になりましたですね。兎に角、一番の印象に残った点は 『 (ラインを) 「止まる」 ではなく 「止める」 で問題が見える』 です。問題が大きくなり、結果としてラインが止まってしまうのではなく、問題が小さいうちにラインを自ら止め、関係者が寄ってたかって原因を究明し、再発防止に繋げる、横展をして他の生産ラインや仕事に同類の要因が無いか調べて、そちらも改善してしまう。これらの小さな、小さな事を徹底して取り組んでいる事が 「世界で最も成功した企業」 を作ってきたという事です。
本に書いてある事も、普段からよく目にする言葉ばかりです。問題、原因究明と再発防止、横展、標準化、ヒヤリハット、チャレンジと改善・・・。「なぁ〜んだ、どんな企業でも普通にやっている事ばかりだ。」 と思いますが、この何処でもやっていることを徹底して取り組むことが中々出来ない。どうも中途半端になってしまう。この点が一般の企業とトヨタの最大の差なのかなぁ、と感じました。何も特別な事はやっていないですね。徹底、兎に角、徹底して取り組んでいる。しかも、ISO 9001 が言っている事と何も変わらない。この点が驚きでした。何だ、9001 と一緒だ、と。

先日、リオデジャネイロオリンピックが終わりましたが、世界一流のアスリート達の練習も同じだと思います。そのスポーツに取り組むなら、我々素人がやる基礎練習と全く同じ練習をしているのだと思います。特殊な機械を使った、特別な練習などしない。当たり前の練習を繰り返しているだけなのだと思います。但し、練習量が物凄い、そして毎日、毎日、徹底して基礎練習に取り組んでいるのでしょう。この点は、仕事もスポーツも芸術も、皆、同じだと思います。

話は飛びます。(前回も書いた事ですが) 最近、ISO 9001 : 2015 の規格説明をする機会が多いのですが、企業さんからは 「長年、ISO の運用に携わってきたが、規格の説明をちゃんと聞いたのは初めて」 と言われます。ただ、その後の反応が分かれます。「規格の内容は余計なお世話」 と感じる企業さんと、「そういう事だったのか」 と納得される企業さんの2つに分かれる感じがします。私が 「 ISO の認証が目的ではなく、マネジメントシステムをどう使いこなし、会社の売上と利益に繋げることが大切」 と言うと、納得して頂けるとやはり嬉しいです。そして、この活動は続けていかないとダメだな、と実感します。

先ほども企業経営をシステムとして考えると書きましたが、会社の運営にシステムを導入し、プロセスアプローチに基づき各プロセスを構築し、運用し、客観的なデータに基づき判断を下し、改善する。マネジメントシステムとは、より良い企業となる礎を築いていくための仕組み作りなのですが、企業経営者が ISO マネジメントシステムを誤解している点が辛いですね。反面、規格が分かり難い点も原因の一つだと思っています。

今回の研究会のセミナーも、本当は企業経営者に聞いて貰いたいです。この活動は続けなければ、そう思う次第です。

今回はこの辺で。


Copyright (C) 2006-2007 Watanabe Consulting Office CO.,ltd. All Rights Reserved. | 個人情報保護方針