株式会社 渡辺コンサルティングオフィス
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…渡辺コンサルの独り言…

(2016年9月4日付)

〜何故、システム化が必要なのか?〜

皆さん、今日は、8月31日、お陰様で第6回マネジメントシステム経営研究会のセミナーが無事終了しました。先週の独り言で “集客に苦労した” と書きましたが、直前になって4名の方の追加申込もあり、何とか形も付きました。当日は台風一過で天気も良く、皆様のお力添えの賜物です。改めて感謝を申し上げたいとと思います。

さて、本題に入る前に! こんな話を思い出してしまい、皆さんにご披露したいと思います。
これは今からちょうど1年前、北関東のある家庭で実際にあった話です。明日から新学期という8月31日の夕方、お母さんが上のお兄ちゃん (当時、小学校3年生) の夏休みの宿題を見ていた時の事でした。ふと、どうも宿題の量が少ないことに気が付き、「ちょっとランドセルを持っておいで。」 と言いました。お母さんが、お兄ちゃんが持ってきたランドセルを逆さにして振ると、出てくるわ、出てくるわ、夏休みの宿題が山のように出てきたではないですか! お母さんブチ切れちゃって、「明日、先生に土下座して謝って来い。」 と言ったとか。
この場面、考えただけでも可笑しくて、可笑しくて。お父さんから聞いた話ですが、今も一人で思い出し笑いをしております。夏休みの宿題、色んな思い出がありますね。皆さんは如何ですか?

− 企業が、経営をシステム化するメリット
桜美林大学大学院の高橋教授にお願いしたセミナーは、午前中がバランススコアカード (以下、BSC)、午後は ISO 31000 : リスクマネジメントに関する解説だったのですが、いやぁ〜〜、本当に勉強になりました。特に、BSC は ISO 9001 を補完するものであり、BSC が理解出来て、初めて 9001 が理解出来る、そんな感じがしました。これは皆様のお仕事に絶対、役立ちます。書店に行けば、色々と解説本が出ていると思いますので、是非、手に取って見て下さい。この高橋先生のセミナーは改めて計画します。特に、経営者 (層) に来て頂きたいですね。今日の独り言のテーマである、企業は何故、経営をシステム化しなければならないのか、その答えが BSC にあると思います。9001 に取組む前に BSC をしっかり勉強すると、分かり難い 9001 がスッキリと見えてきます。お勧めです。

バランススコアカードを表す表

これが BSC の基本的な考え方を表す表です。“学習と成果の視点” が出来れば、“プロセスの視点” が出来る。
“プロセスの視点” が出来れば “顧客の視点” が出来る。“顧客の視点” が出来れば、“利益の視点” が出来ることになります。また、当日、私が質問したのですが、下の2つ、所謂、“学習と成果の視点” と “プロセスの視点” は、マネジメントシステムで言う “リスク” に該当、“顧客の視点” (顧客からの評価) と “利益の視点” は “機会” に該当すると理解しても良いそうです。また、上記の重要成功要因 ( Critical Success Factor ) の項は紙面の関係で3つずつ書いていますが、実際にはもっと沢山の項目があって良いそうで、また、“視点” の過不足やその “呼称” も個々に考えてよいとの事でした。
* 機会 = 企業努力によって得られる可能性がある成果 (好ましい環境 ・ 状況) を指している、と理解しています。

さらに、この表の成果指標は KPI (重要業績評価指標 : key Performance indicator ) です。これは 9001 でいう品質目標に該当することになり、一番右は年度毎の達成度が入ります。やはり、顧客満足があって、初めて売上 ・ 利益があるという図式が見えてきます。BSC は、経営者により企業の目的 ・ 目標 (ビジョン) が明確にされ、各部署 ・ 部門がその達成のために何に取り組むのかが、明確に組み立てられるようになっています。ね! 9001 と同じで、理解が進むでしょ?

<タートル図>

タートル図

企業活動は価値創造です。高い付加価値を生み出し、それに対して顧客は対価を支払って満足を得て、企業は売上と収益を上げていきます。高い付加価値を 9001 でいう “意図した成果” (結果) とすると、上記のタートル図にもあるように、全てのプロセスに関わる人、手順、設備 ・ 機器、材料と評価指標について、リスク (不確かさ) を低減させ、間違いのない、精度の高い仕事を達成することにより “意図した成果” を確実なものにしていく、そのためにこれら経営をシステム化していかなければならないと考えます。企業にとって好ましい状況の創造と目標とした売上や収益を確実に出していく、そのためのシステム化だと言えます。

今回はこの辺で。


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