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…渡辺コンサルの独り言…

(2017年10月8日付)

〜トヨタの失敗学〜

皆さん、今日は! 急に寒くなりましたね。先週は木 ・ 金と山形に審査で行ってきたのですが、涼しいというより寒いという感じでした。先週前半は静岡市にいたのですが気温も高く、多分、大丈夫だろうと思って夏服のまま行ってしまったのですが、ちょっと後悔をしました。夜、食事に外へ出たのですが、空気がひんやり! 結局、宿の直ぐそばの居酒屋で一杯やって戻ってきました。季節の変化を感じます。皆さん、風邪など引かぬようご自愛の程を・・・。

さて、表記のトヨタの失敗学です。山形から戻る新幹線の中でスマホをいじっていると 「トヨタの仕事術」 のような記事があり、ちょっとご紹介します。もうビールを飲んでいたので記憶の限りですが、確かこんな内容だったように思えます。大きく3つに分かれていました。

  1. 上手くいかないときは仕事を止める。
  2. 標準化を図る。
  3. 仕事を3つに分ける。
    @ 中心となる仕事(付加価値を高める仕事)
    A 付随する仕事
    B ムダな仕事

この3の@は、実際に記事とはちょっと違っているかも知れませんが、何れにしてもメインとなる仕事を言っていました。この3の@とAは生産性を高めることが要求されているのに対して、Bは一切の生産性はありません。このBをどう見つけ、除いていく事が重要ですね。

今、この “独り言” を書く私の手元に 「トヨタの失敗学」 OJT ソリューションズ編という本があります。副題として “「ミス」 を 「成果」 に変える仕事術” とあるのですが、この本は大変に参考になりますので、皆さんも是非、取り寄せてご一読下さい。勉強になります。

この本の冒頭にこんな記事があります。

トヨタに 「失敗」 という言葉はない。
もちろん現場では、不良やミス、トラブルは日常茶飯事。
ときには、リコールを出してしまうこともある。
それでもトヨタの現場では 「失敗」 という言葉は聞かれない。

なぜか?

トヨタでは、不良やミスは、そのまま放置するものではなく、
「改善」 のチャンスととられているからだ。

たとえば世間が 「失敗」 から目をそらしても、
トヨタは決してあきらめない。
みんなで真因 (真の原因) を追究し、「答え」 を考える。

トヨタにとって、「失敗」 はよりよい仕事を実現し、
強い組織をつくるための貴重な学びの機会になる−

そう、失敗こそが成功につながる
「宝の山」 なのだ。

この考え方は大変に参考になります。同著にもあるのですが、どうも失敗やミス ・ ロスというのは悪であり、失敗したら叱られる、ミス ・ ロスを出したら不味い、隠せ! という風潮がありますよね。この会社にとって “負の部分” を、トヨタでは積極的に探し出す努力をしています。失敗しても、ミスやロスをだしても一切叱らない。それどころか 「良く仕事 (ライン) を止めたな」 「良く報告したな」 と褒められると言うのです。この違いは大きい! 何故なら、こういった失敗やミス ・ ロスを放置し、隠していると、いつか必ず大きな問題に発展し、場合によってはリコールに繋がったり、品質問題に発展したりと会社にとって大きな損失に繋がりかねないからです。怪我が小さなうちにその原因を究明し、徹底的に再発防止に努め、標準化して現場に下ろしていく。毎日のこの小さな繰り返しが、あのトヨタを作ったという事になります。

「いや、渡邉さんね! それはトヨタだから出来るんであって、我々中小零細には無理だよ」 という考え方もあろうかと思います。直ぐに 「それは出来ない、無理」 という言葉を反射的に発する役員がいることも事実です。しかし、本当にそうでしょうか? 確かに 「会社のやる気次第」 「会社の姿勢の問題」 といった言葉で片付けてしまうのは問題かも知れませんが、身近な問題の一つひとつに対し、日々、我々にも出来る事があるのではないでしょうか?

今日はこの辺で。


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