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…渡辺コンサルの独り言…

(2015年11月29日付)

〜今年の審査を振り返って(1)〜

皆さん、今日は、今回は諸般の事情があって月曜日に HP にアップしました。遅れてすいません。また、今週も業務多忙につき、短縮ヴァージョンです。御免なさい。

さて、11月も30日の月曜日で終わり! 今月は予想通りに早かった! あっと言う間でした。これでもう12月です。12月も、多分、皆さんも同じだと思いますが毎年短いですよね。あっという間で新年を迎えます。やれやれ!
27日 (金) は群馬県にコンサルに行って来ました。いつも東武伊勢崎線の特急で行くのですが、夏の暑さで有名な館林付近は周りが水田や畑が続き、広く視界が開けています。私は進行方向左側の窓際に座っていたのですが、天気も良く、遠く右前方の山々が既に冠雪しているのが見えました。「あぁ、もう雪か! 」 と思い、ふと気がついて左後方を見ると、はるか遠くに真っ白に冠雪した富士山が見え感激です。その優雅で美しい姿は独りで見ているのが勿体ないくらい! 残念! (周りの座席は、居眠りをしたオジサンばかり)

11月第4週の審査をもって、今年の審査活動はすべて終わりました。あとは審査報告書を書いて、審査は全て終わり・・・、と思ったら、年明け早々に審査が入っているので、12月に入ったら、もう審査計画書を出さなければなりません。今回は、今年一年の審査で印象に残る事を書いてみたい、その第1回です。

今年一年の審査を振り返って、やはり一番印象に残るのは内部監査です。どの企業も内部監査に悩んでおられました。どうしたら上手くいくのか? この点が共通の悩みであると印象を持ちました。原因の一つに、以前も書きましたが、内部監査員養成講座にあると思います。内部監査員養成講座は集合研修なのが一般的で、つまり、講義をする側も一般論でしか語れない。また、内部監査の “進め方” や “やり方” を教えるだけで、どのように活用するかは教えない、この辺りに原因があると思います。「内部監査の仕組みとアウトプットしか教えない。」 そう思うのです。

しかし、今、私はこれらに加えてもっと別な、大きな原因があるように思えてなりません。それは 「経営者がマネジメントシステムに入っていない。」 という事です。社長が先頭に立ってマネジメントシステムを動かしている会社は誠に少ない。

内部監査のインプットは、やはり、社長の問題意識しかないと思うのです。しかも、ある程度の規模になってきた組織で、経営層と現場にある一定の距離が出来てきた組織。社長が現場から離れてきている、そんな会社では内部監査が極めて有効に活かせると思います。

この点を考える際に忘れてならないのは、規格書にある規格要求事項は、すべて社長が現場を見る際のチェックシートに他ならないという点です。規格の 「〜しなければならない。」 というのは、社長が現場に言う言葉です。例えば、「顧客要求事項を明確にしなければならない」 というのは、社長が 「先日、大きなクレームがあったが、営業はちゃんとお客さんの話を聞いているのか? 問題点は解決してから受注しているのだろか? 原因はなんだろう? 教育・経験が足りないのか、作業手順が標準化されていないからか?」 というチェックする際に使う “チェックシート” のようなものです。

例えば、社長が、「あの部署 (現場) は、先日、色々と指示を出したが、その後どうなっているのか?」 といった疑問や不安 ・ 懸念をもっているなら、その事を内部監査というシステムを使って確認すれば良いのです。内部監査員に 「あそこへ行ったら、何々を見て、どうなっているのか報告してくれ」 と指示を出せばよい。

どうです? 「内部監査で何を見れば良いのだろう?」 という疑問は解けましたか? こう考えれば、内部監査で聞く事、確認すべき事などいくらでもあります。つまり、社長 (経営層) こそが内部監査の出発点、トリガーなので、これが無いから皆さん、内部監査が上手くいかないのだと思います。

マネジメントシステムに社長や経営層が入っていない、これが結論です。誰のためのマネジメントシステムなのか、もう一度考えるべきですね。でなければ、マネジメントレビューなどやる必要が無いです。

さて、審査報告書を書かないと! 今回はこの辺で。


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